こんにちは。ケアショップレインボー橋本事業所の尾浦です。先日、メーカーの株式会社タイカさんにお越しいただき「アルファプラ すくっとActive」と「アルファプラ ネオート」について勉強会を開催していただきました。私たち福祉用具専門相談員は、ご利用者様一人ひとりの身体状況や生活環境に合わせてベッドやマットレスを選定しています。今回は床ずれ予防だけではなく動きやすさやその人らしい生活を続けることの大切さについて改めて学ぶことができました。
まずはアルファプラ すくっとActiveです。このマットレスは介護保険では「特殊寝台付属品」に分類される体圧分散式マットレスです。
大きな特徴は、表と裏で硬さが異なるリバーシブル構造になっていることです。柔らかめの面は身体への負担をやわらげながら優しく支えてくれ、硬めの面は柔らかすぎるマットレスは苦手・寝返りや起き上がりをしやすくしたいという方に使いやすい仕様になっています。また、両サイドには「アクティブノッチ」と呼ばれる溝が設けられており、ベッドの端に腰掛けたり立ち上がったりする際に安定しやすいよう工夫されています。さらに約50名の理学療法士・作業療法士が複数の試作品の中から選んだ製品であり、専門職の視点が取り入れられていることも大きな特徴です。
リバーシブルで使えるアルファプラすくっとActive・マットレス端に施された溝アクティブノッチ
続いてはアルファプラ ネオートです。ネオートは、介護保険では「床ずれ防止用具」に分類されるマットレスです。床ずれ予防のためには、同じ姿勢が長時間続かないよう定期的に身体の向きを変える体位変換が大切になります。しかし介護をされているご家族にとって夜間も含めて24時間体位変換を行うことは大きな負担になります。ネオートはマットレス内部の空気の動きを利用してゆっくりと自然な寝返りをサポートしてくれるため、ご利用者様の身体への負担を軽減しながら介護される方の負担軽減にもつながります。また一般的なエアマットレスに比べて寝心地や安定感が良く「ふわふわして落ち着かない」「寝返りや起き上がりがしにくい」と感じる方にも配慮された設計となっています。「床ずれを予防すること」「自分でできる動きを維持すること」の両方を考えて作られていることが印象的でした。
アルファプラネオートを体験してみる。寝心地などもチェック
今回の勉強会を通して改めてその方に合ったマットレスを選ぶことの大切さを学ぶことができました。これからも知識を深めながらご利用者様やご家族が安心して在宅生活を送れるよう、一人ひとりに寄り添った福祉用具の提案を行っていきたいと思います。今回の勉強会の中で、僕が特に印象に残ったのが「アルファプラ ネオート」の症例報告でした。資料では独居で褥瘡の状態が悪化していた方に対してネオートを導入し、訪問看護や栄養管理などの適切なケアと併せて支援を継続した結果、褥瘡の改善がみられた事例が紹介されていました。もちろん、マットレスだけで褥瘡が改善するわけではありません。褥瘡のケアには適切な除圧・栄養状態の管理・スキンケア・介護サービスの活用など、さまざまな要素が関わってきます。その中でも静止型マットレスならではの安定感や寝心地を保ちながら自然な体位変換をサポートできるネオートが、在宅生活を支える一つの選択肢になり得ることを学ぶことができました。特に独居の方や介護力が限られているご家庭では、介護者の負担軽減だけではなくご本人の生活の質(QOL)や活動性の維持という視点も重要になります。今回の症例報告を通じ褥瘡を治すことだけではなくその方らしい生活を続けること・できるだけ自分の力を維持することまで考えたマットレス選びの大切さを改めて感じました。今回ご紹介いただいた症例報告の資料は、株式会社タイカのホームページでも公開されています。
ぜひご覧ください。https://taica.co.jp/pla/assets/img/dwl/alpha_pla_neote_03.pdf


コメントをお書きください