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特定福祉用具の活用~用具選びについて|補高便座

今回はご相談が非常に多い「トイレでの立座り動作」を改善する方法の一つをご紹介したいと思います。対策としてトイレ内に手すりを設置する事が一番多いと思いますが、その他に便座の高さを補うという事例になります。 写真①のように便座が38.5cmと少し便座が低いです。立座り動作を行いやすい条件としては40cm以上が目安になり、この数センチの差で負担が大きく違います。 手すり設置で動作負担や不安定さは解消しますが、便座の高さは変わらないので、一定の負担がある事には変わりません。そこで便座の高さを補う事で、大きく負担が緩和されます。補高便座設置は住宅改修ではなく福祉用具購入になります。もちろん介護保険適用で購入する事ができます。

写真①施工前


写真②施工後


写真②施工後の便座の高さですが42cmになりました。これで立座り動作負担が大きく緩和されました。暖房便座にウォシュレット機能も付いており、ご利用者さんも大変喜んでくださいました。数センチの高さ調節で快適にご利用頂けて良かったです。今回の補高便座は手すりと併用する事で劇的に動作負担が緩和されます。トイレでの立座り動作でお困りの方に是非オススメです!住環境や福祉用具でお困り事がございましたら、お気軽にご相談ください!